院内設備根管拡大装置

虫歯が歯の奥まで進行したり、歯の根が病気になったりすると、歯の根が細菌に感染された状態になります。歯の根は神経と近い距離にあり、神経と虫歯菌などの細菌が近い距離にあると炎症などのリスクがあるので治療する必要があるのですが、一昔前では「歯の神経を抜く」しか方法がありませんでした。

歯の神経を抜くと細菌による神経への影響が無くなるので痛みがなどから解放されますが、歯の寿命が短くなってしまうことが最近の研究で分かってきました。ですので、近年では、出来るだけ歯の神経を抜かないようにする治療が注目されています。

ここで登場するのが根管拡大装置です。

歯の根っこを治療する装置

歯の根っこ周りを正確に拡大し、細菌を除去だけでなく、細菌感染を防ぐ薬剤などを歯の根っこに行き渡らせたり出来ます。従来では歯科医師が針を使って行っていた治療ですが、機械を使うことでより正確に、より安全に治療を進めるコトが出来ます。

このような根管拡大装置。アメリカでは約8割の歯科医院が導入しているのに対し、日本では約2割程度と言われています。