院内設備歯科用CT

福井歯科医院では2016年の12月歯科用CTを導入しました。

歯科用CTで出来ること

今まで見えなかったものが見える

レントゲンは2次元(平面)の情報しか把握出来ませんが、CTは3次元(立体)の情報を得ることが出来ます。レントゲンでは確認できない歯根周囲の病巣や、歯根破折の様子、骨の厚みや幅、大きな神経や血管が通っている下顎管の位置が確認出来るため、より適切な診断が行なえます。

これまで二次元レントゲンだけで治療を行ってきて、大きな問題があったというケースはありませんが、例えば抜歯。実際に抜歯治療にとりかかると、歯の一部が骨と癒着していたり、根が予想外の角度に曲がっていたりということがまれにあります。

初めから状況が把握できていれば、適切な治療の計画や準備もでき、また口腔外科をご紹介するなど患者さんにとってより良い治療を選択することも可能になります。より安心、安全、な治療を行うためにCT撮影が必要な場合が増えています。

被曝量は?

被爆量を心配される方もいらっしゃいますが、歯科用CTは医療用CTに比べて撮影時間も短く被曝量も1/8〜1/50と言われています。

費用について

保健診療が認められる治療の場合、CT撮影も保健が適用され、3,000円ほどの負担額となります。自費治療の場合はCT撮影費用も自費となり、12,000円程度の費負担額となります。(例:矯正治療などで、歯の萌出方向、埋伏位置を確認するための撮影)